所内科胃腸科クリニック

食道は消化管の一部で、喉から胃にかけての約25～30cm（成人）ほどあります。

ここでおこる病気には、逆流性食道炎や、食道がん等があります。

逆流性食道炎について

逆流性食道炎とは、胃酸や十二指腸液が食道に逆流して、食道の粘膜に炎症などを起こす病気です。

症状としては、胸やけ、胸部の違和感、嘔吐（多量のげっぷ）などで現れます。

内視鏡による検査等で診断を行い、生活習慣の改善や投薬による治療を行います。

食道がんについて

食道がんは喫煙、過度な飲酒、熱いものの摂取などの習慣がある方に多く発生します。特にフラッシャーと呼ばれるお酒を飲むと顔が赤くなる方はリスクが高いといわれています。最近では胃酸の逆流から発生するバレット食道という粘膜の変化から発生するバレット食道癌の割合が増えており、注意が必要です。

食道がんは自覚症状が無い場合が多くありますが、食べ物を飲み込んだ時の痛みや、しみるという症状を初期に伴うことがあります。食べ物がつかえる感じが出てくるとがんが大きくなっている可能性があります。

内視鏡検査で早期発見が可能です。とくに40代後半から、罹患率が増加しはじめますので、定期的に健診を受けていただくことをお勧めします。